10/17/2009

新聞・テレビが消滅する? 英語を身につけないとあなたも危ない。

先週この世界がものすごい勢いで変化しているということを書きました。そして、私たちはいち早くこの変化を掴み対応していかなければあっという間に取り残されてしまうということを認識し、情報に敏感になっていく事が自分自身の競争力強化につながってまいります。


ものすごい勢いで変化しているということは、今までの常識ではそんなことが起こるなんて考えられない、えー、嘘だろ!という様なことが起こります。


いま、密かに、しかし着実に起こりつつあるのは新聞とテレビの変化です。あなたはそのような変化を何か感じていますか?

元毎日新聞の記者で現在はIT・ネット分野を精力的に取材し情報発信を続けている佐々木俊尚氏は文芸春秋新書より「2011年 新聞・テレビ消滅」という本を出して警告しています。

「部数減と広告収入の激減が、新聞とテレビを襲う。ネット時代がもたらす構造的変化についていけないマスメディアの経営陣。加えて情報通信法施行と地デジ化が止めを刺す。」としています。


また「アメリカでは2008年、多くの新聞が倒れ、多くの街から伝統ある地方紙が消え、「新聞消滅元年」となった。いままでもそうだったように、アメリカのメディア業界で起きたことはつねに三年後に日本でも起こる」ということを読むと、まんざら絵空事でもなさそうです。


皆さんも知っているニューヨークタイムズ。その高級紙としての言論の強さは全く失われていませんが、新聞ビジネスとしては破綻の淵に瀕しています。


今年初めには「ザ・アトランティック」誌が「ニューヨーク・タイムズの終焉」という記事を発表しニューヨーク・タイムズ危機説はが高まったようです。

※「ザ・アトランティック」は、そうそうたる執筆陣がアメリカ政府の政策やビジネスの動向を評論するインテリ雑誌。


この危機は本社ビルを売却するなどしてしのいだのですが、新聞ビジネスそのものの危機が去ったわけではありません。

http://news.livedoor.com/article/detail/4057743/



そして一方のテレビビジネスも大変な状況に陥っています。

今年発表されたテレビ局の決算は軒並み大幅減益、もしくは赤字でした。


※参考
「開局以来初の最終赤字となったテレビ朝日の連結決算をグラフ化してみる」

http://www.garbagenews.net/archives/658408.html


「個別業績では最終赤字・TBSテレビの連結決算をグラフ化してみる」

http://www.garbagenews.net/archives/689217.html


これらのサイトを見ると、もはや放送局は放送事業で利益が出せなくなっているのがわかります。


TBSなどは放送事業で稼げない利益を赤坂サカスという不動産事業で補っているのが見て取れます。


なんでこんなことが起こっているのか?

新聞などを見ていると金融危機の影響で企業が広告費を削減しているからというように見えますが、実はそのような景気変動の影響ではなく世の中の構造が変化した結果陥った苦境であるということをしっかり認識しなければ、本当に「新聞・テレビ消滅」につながってしまいます。


では、世の中の構造変化とはなにか?


何といっても一番大きなインパクトはインターネットの普及が挙げられます。

そしてそれと並んで新しいテクノロジーの発展をあげることができます。

今まで新聞、テレビの収益源は広告による収入でした。

特にアメリカではクラシファイド広告と言われる「案内広告」「不動産広告」「求人広告」「三行広告」などの広告が非常に大きな市場を形成していますが、その新聞の虎の子のクラシファイド広告がクレイグズリストなどのインターネット広告にすっかり奪われてしまいました。

また、テレビ広告もお金がかかる割に、その広告の効果があったのかないのか効果測定が難しいのに対し、最近急激に伸びているインターネット広告は、インターネットユーザーの嗜好や興味の対象からターゲットを絞って広告を打つことができ、また、どれだけクリックされたか、それが売上につながったかどうかまで、かなりきちんと効果測定ができるという特徴から、すでに雑誌広告の市場を抜き、テレビの広告市場が抜かれるのも時間の問題になっています。


また、ハードディスクレコーダー(HRD)などで録画して好きな時間に見るというスタイルも一般的になってきましたが、そうなると、コマーシャルは飛ばしてみる、あるいは最初から録画しないなどテレビコマーシャルの効果が無いという実態がわかってきてしまったのです。

2005年に野村総研がHRDの利用者がその番組の視聴方法の調査をし発表しました。

それによるとすべてのCMを飛ばしてしまう人が約23%、過半数の人が八割以上のCMを飛ばし、平均してCMのスキップ率が64%ということでした。

また、ポッドキャストやYouTubeなど様々なメディアが現れてきて、それらを移動中に見るなど、視聴時間のシフトばかりでなく、場所のシフトなどもテクノロジーの発展によって起こっているのが現状です。

私自身の事を考えても、休みの日以外は間違いなくテレビよりポッドキャストなどを長く見ています。


このようにテレビや新聞業界のビジネスが非常な窮地に追い込まれているのがお分かりいただけたと思います。

新聞、テレビの機能が全くなくなってしまうというのは考えられませんが、大きく変わってしまうのはもう間違いないでしょう。

今まで高給をとって憧れの的だったテレビ局の社員も、数年のうちにリストラの嵐に見舞われるのは避けられないでしょう。


インターネットとテクノロジーの発展はそれほど大きなインパクトを世界に与えています。


そしてそれに勝るとも劣らないインパクトがあるのが、英語力であるというのを、改めて声を大にして言いたいと思います。


今、毎日世界各地の人と話をし、世界の人たちの行動や考え方を肌身に滲みて感じています。

この1ヶ月に新たに話をした外国人の国を挙げると、アメリカ、イギリス、フィリピン、カナダ、チリ、フランス、ポーランド、ニカラグア、韓国・・・・。

当然フランス語やスペイン語、ポーランド語など話せないので、すべてコミュニケーションは英語で行ないました。
逆に英語が話せれば、こんなに多くの国の人たちとコミュニケーションをとれるのです。


今、毎日twitterやポッドキャストなどで情報を集めていますが、英語で見ることによって、日本語のテレビや新聞から得られるよりはるかに多くの情報が得られています。


あなたは、日本が衰退する前に、はやく英語を身につけて衰退から再発展へと舵を切ったほうが良いと思いませんか?