3/29/2010

自然な英語表現が学べるDCECのダイアログ”Tongue-tied”

登場人物
J: Jin; N: Noriko; M: Masa; Y: Yuta; F: Felicity


At a farewell party in a nearby Spanish restaurant...

J: Guys, I'd like to thank you again for this wonderful party.
N: Nah, don't mention it. We're just glad you're having fun.
M: Right. Too bad, you won't be able to join us at the annual hanami party next week.
J: Oh, well. I'll come and visit once in a while as soon as I get settled in New York.
Y: You should.

Felicity butts in before everyone gets emotional.

F: We'll definitely miss you Jin. (fighting away tears) C'mon guys, we're here to party. Let's enjoy the food and the booze.
N: (sniffs) Felicity's right. (changing the mood) I'd like to make a toast. Jin, to your success and happiness!
All: Cheers!
J: Thanks, guys! (notices the sumptuous dinner on the the table) Let's dig in.

After a few minutes...

J: Mmmm...The food is really out of this world.
Y: Uhuh. Good choice, Noriko.
J: What do you call this appetizer again?
N: I believe that's what they call "Baba Ghannouji."
J: Hmmm... Baba Gannohchi?
N: No, it's ba-ba ghan-nou-ji. (syllabicating the words)
Y: I see. So, what's for the first course?
M: This (looking at the menu) says "Ensalada de Naranjay Aquacate."
F: I'm impressed Masa. I didn't know you're good at Spanish.
M: (blushes) Actually, my mom speaks Spanish fluently.
J: Really? You don't say.
F: So, tell us, what wine do you recommend?
M: I guess we should go for "Denominacion de Origen Calificada." (with a Spanish accent)

Everyone was all eyes on Masa.

J: Huh?
M: Err..I mean let's have the very best wine on the menu.
F: I agree. Salud!
All: Salud!



●Vocabulary


★tongue-tied‐口ごもる、言葉に詰まる

★nah‐noとよく似た意味(会話のときに使う)

★butt in‐(会話に)入り込む、口を出す

★c'mon‐(come onの省略)「ちょっと」、「ほら」

★booze‐酒、アルコール

★make a toast‐乾杯する

★sumptuous‐豪華な

★dig in‐がっつり食べる(digは「掘る」なので、掘るように食べる)

★out of this world‐この世のものではないくらい素晴らしい

★Baba Ghannouji‐バブガヌーシュ(ペーストの物を付けて食べる料理)

★Ensalada de Naranja y Aquacate‐オレンジとアボガドのサラダ

★blush‐顔が赤くなる、照れる

★You don't say.‐本当に?

★Denominacion de Origen Calificada‐特選原産地呼称ワイン, (高品質ワイン)

★all eyes‐注目される

★err‐ええっと

★salud‐「乾杯!」のかけ声(スペイン語だが、英語としても使われる) cheersと同じ意味


■「言葉に詰まる」

登場人物 J: ジン; N: ノリコ; M: マサ; Y: ユタ; F: フェリシティー
近所のスペインレストランで送別会…

J: みんな、もう一度言わせてください、こんなにすてきなパーティーを開いてくれてありがとう。
N: いいのよ、そんなこと言わなくて。あなたが楽しんでくれれば私たちは嬉しいわ。
M: そうだよ。来週行われる、毎年恒例の花見パーティーにきみが参加できないのは残念だな。
J: しょうがないね。ニューヨークに行って落ち着いたら、たまに会いにくるよ。
Y: 絶対だぞ。

みんながしんみりなる前にフェリシティーが口を開いた。

F: 本当に寂しくなるわ、ジン。(涙をこらえながら) ちょっとみんな、私たちは今パーティーをしているのよ。食べて飲んで楽しみましょう。
N: (鼻をすすり) フェリシティーの言うとおり。(ムードを変えて)乾杯したいね。ジン、きみの成功と幸せを祝福して!
All: 乾杯!
J: サンキュー、みんな!(テーブルの上の豪華な料理に気付く)
  さあ食べようぜ!

数分後…

J: んんん…この料理は本当においしいね。
Y: そうよね。いい選択だったね、ノリコ。
J: このアペタイザーは何て言うんだっけ?
N: 「バブガヌーシュ」って言うんだと思う。
J: へー…ババガノーチ?
N: ちがうわ、 ババ ガン ヌー シュ (音節ごとに分ける言う)
Y: そうなんだ。じゃあ、コースの最初は?
M: これには (メニューを見ながら)「エンサラダ デ ナランハ イ アグアカテ」とあるよ。
F: 感心するわ、マサ。スペイン語が読めるなんて知らなかったわ。
M: (赤くなる) 実は、ぼくの母親がスペイン語ペラペラなんだ。
J: そうなの?本当に?
F: じゃあ、私たちに教えて、どのワインがお勧め?
M: 「デノミナシオン デ オリゲン カリフィカダ」がいいと思う。
  (スペイン語のアクセントで言う)

みんながマサに注目する。

J: へ~。
M: ええっと…つまりメニューの中で最高にいいワインを飲もうよ。
F: 賛成。乾杯!
All: 乾杯!

3/28/2010

平成維新進行中

先週小泉改革について書いたら、またまた反響をいただきました。

今回も「そうなんだ」、というものと「ちょっと極端すぎるので
はないか」というものそれぞれいただきました。


ただどちらにしても、今まで気づいていなかった内容を知っていた
だいたようでよかったと思っています。


しかし、実は今一番大切なのは過去の小泉改革ではなく、現在進行
形の民主党による平成維新なのです。これは、先週もお伝えしたと
おり、既存の大手マスコミは民主党攻撃ばかりをしているので、そ
んな維新が進行しているのに気がつかない人が多いのですが、この
維新が成功するか失敗するかで、これからの日本の将来がこのまま
沈んでいくか、あるいは、浮上する可能性が出てくるかの大きな分
かれ目にいるので、あなたのこれからそのような目で日々の動きを
見ていってください。


そうしたら、そんな状況をタイミングよく論文にして発表してくれ
た人がいたことを、ネットで発見しました。

その人は、カレル・ヴァン・ウォルフレン。
オランダ・ロッテルダム出身のジャーナリストで、
『日本/権力構造の謎(The Enigma of Japanese Power)』(早川
書房)や
『人間を幸福にしない日本というシステム』(毎日新聞社)などの
ベストセラーの著者でもあるので、ご存知の方も多いと思います。

そのウォルフレンが、「日本政治再生を巡る権力闘争の謎」という
論文を中央公論に発表し、Yahooのみんなの政治に19日に掲載され
たのを今週見つけました。

その書き出しを読むだけでも、今の日本の状況がどれだけ重大な状
況なのかがわかります。

***ここから引用***

いま日本はきわめて重要な時期にある。なぜなら、真の民主主義を
この国で実現できるかどうかは、これからの数年にかかっているか
らだ。いや、それ以上の意味がある。もし民主党のリーダーたちが、
理念として掲げる内閣中心政権を成功裏に確立することができるな
らば、それは日本に限らず地球上のあらゆる国々に対し、重要な規
範を示すことになるからである。それは我々の住む惑星の政治の流
れに好ましい影響を与える数少ない事例となろう。

しかしながら、それを実現させるためには、いくつもの険しい関門
を突破しなければなるまい。国際社会の中で、真に独立した国家た
らんとする民主党の理念を打ち砕こうとするのは、国内勢力ばかり
ではない。アメリカ政府もまたしかりである。いま本稿で民主党の
行く手を阻むそうした内実について理解を深めることは、よりよい
社会を求める日本の市民にとっても有益なのではないかと筆者は考
える。
                        ******


ここまで読むだけでも、今の日本の政権交代がどんなに重大なもの
だったのか再認識されるのではないでしょうか?

この論文はかなり長文に渡るので、ここで全てに触れるわけには行
かないのですが、また、ポイントだけかいつまんでご紹介します。

***ここから引用***

【政権交代の歴史的意味】

民主党が行おうとしていることに、一体どのような意義があるのか
は、明治時代に日本の政治機構がどのように形成されたかを知らず
して、理解することはむずかしい。当時、選挙によって選ばれた政
治家の力を骨抜きにするための仕組みが、政治システムの中に意図
的に組み込まれたのである。そして民主党は、山県有朋(一八三八
~一九二二年、政治家・軍人)によって確立された日本の官僚制度
(そして軍隊)という、この国のガバナンスの伝統と決別しようと
しているのである。


【官僚機構の免疫システム】

明治以来、かくも長きにわたって存続してきた日本の政治システム
を変えることは容易ではない。システム内部には自らを守ろうとす
る強力なメカニズムがあるからだ。

(中略)

さて、この日本の非公式な権力システムにとり、いまだかつて遭遇
したことのないほどの手強い脅威こそが、現在の民主党政権なので
ある。実際の権力システムを本来かくあるべしという状態に近づけ
ようとする動きほど恐ろしいことは、彼らにとって他にない。そこ
で検察とメディアは、鳩山由紀夫が首相になるや直ちに手を組み、
彼らの地位を脅かしかねないスキャンダルを叩いたのである。


【超法規的な検察の振る舞い】

日本の検察当局に何か積極的に評価できる一面があるかどうか考え
てみよう。犯罪率が比較的低い日本では、他の国々とは違って刑務
所が犯罪者で溢れるということはない。つまり日本では犯罪に対す
るコントロールがうまく機能しており、また罰することよりも、犯
罪者が反省し更生する方向へと促し続けたことは称賛に値する。ま
た検察官たちが、社会秩序を維持することに純粋な意味で腐心し、
勇敢と称賛したくなるほどの責任感をもって社会や政治の秩序を乱
す者たちを追及していることも疑いのない事実だろう。しかしいま、
彼らは日本の民主主義を脅かそうとしている。民主党の政治家たち
は今後も検察官がその破壊的なエネルギーを向ける標的となり続け
るであろう。


【小沢の価値】

小泉は政治改革を求める国民の気運があったために、ずいぶん得を
したものの、現実にはその方面では実効を生まなかった。彼はただ、
財務省官僚の要請に従い、改革を行ったかのように振る舞ったにす
ぎない。だがその高い支持率に眼がくらんだのか、メディアは、そ
れが単に新自由主義的な流儀にすぎず、国民の求めた政治改革など
ではなかったことを見抜けなかった。
 
 彼が政権を去った後、新しい自民党内閣が次々と誕生しては退陣
を繰り返した。自民党は大きく変化した国内情勢や世界情勢に対処
可能な政策を打ち出すことができなかった。なぜなら、彼らには政
治的な舵取りができなかったからだ。自民党の政治家たちは、単に
さまざまな省庁の官僚たちが行う行政上の決定に頼ってきたにすぎ
ない。ところが官僚たちによる行政上の決定とは、過去において定
められた路線を維持するために、必要な調整を行うためのものであ
る。つまり行政上の決定は、新しい路線を打ち出し、新しい出発、
抜本的な構造改革をなすための政治的な決断、あるいは政治判断と
は完全に区別して考えるべきものなのである。こうしてポスト小泉
時代、新聞各紙が内閣をこき下ろすという役割を楽しむ一方で、毎
年のように首相は代わった。

このような展開が続いたことで、日本ではそれが習慣化してしまっ
たらしい。実際、鳩山政権がもつかどうか、退陣すべきなのではな
いか、という噂が絶えないではないか。たとえば小沢が権力を掌握
している、鳩山が小沢に依存していると論じるものは多い。だがそ
れは当然ではないのか。政治家ひとりの力で成し遂げられるはずが
あろうか。しかし論説執筆者たちは民主党に関して、多くのことを
忘れているように思える。


小沢は今日の国際社会において、もっとも卓越した手腕を持つ政治
家のひとりであることは疑いない。ヨーロッパには彼に比肩し得る
ような政権リーダーは存在しない。政治的手腕において、そして権
力というダイナミクスをよく理解しているという点で、アメリカの
オバマ大統領は小沢には及ばない。


民主党のメンバーたちもまた、メディアがしだいに作り上げる政治
的現実に多少影響されているようだが、決断力の点で、また日本の
非公式な権力システムを熟知しているという点で、小沢ほどの手腕
を持つ政治家は他には存在しないという事実を、小沢のような非凡
なリーダーの辞任を求める前によくよく考えるべきである。
 
 もし非公式な権力システムの流儀に影響されて、民主党の結束が
失われでもすれば、その後の展開が日本にとって望ましいものだと
は到底思えない。第二次世界大戦前に存在していたような二大政党
制は実現しそうにない。自民党は分裂しつつある。小さな政党が将
来、選挙戦で争い合うことだろうが、確固たる民主党という存在が
なければ、さまざまな連立政権があらわれては消えていく、という
あわただしい変化を繰り返すだけのことになる。すると官僚たちの
権力はさらに強化され、恐らくは自民党政権下で存在していたもの
よりもっとたちの悪い行政支配という、よどんだ状況が現出するこ
とになろう。


【踏み絵となった普天間問題】

【何が日本にとって不幸なのか】

【日米関係の重さ】


誰もがアメリカと日本は同盟関係にあると、当然のように口にする。
しかし同盟関係の概念が正しく理解されているかどうかは疑わしい。
同盟関係とは、二国もしくはそれ以上の独立国家が自主的に手を結ぶ
関係である。ところがアメリカとの同盟関係なるものが生じた当時の
日本には、それ以外の選択肢はなかった。第二次世界大戦後の占領期、
アメリカは日本を実質的な保護国(注:他国の主権によって保護を受
ける、国際法上の半主権国)とし、以後、一貫して日本をそのように
扱い続けた。また最近ではアメリカは日本に他国での軍事支援活動に
加わるよう要請している。実質的な保護国であることで、日本が多大
な恩恵を被ったことは事実だ。日本が急速に貿易大国へと成長するこ
とができたのも、アメリカの戦略や外交上の保護下にあったからだ。
 
 しかしこれまで日本が国際社会で果たしてきた主な役割が、アメリ
カの代理人としての行動であった事実は重い意味を持つ。つまり日本
は、基本的な政治決定を行う能力を備えた強力な政府であることを他
国に対して示す必要はなかった、ということだ。これについては、日
本の病的と呼びたくなるほどの対米依存症と、日本には政治的な舵取
りが欠如しているという観点から熟考する必要がある。民主党の主立
った議員も、そしてもちろん小沢もそのことに気づいていると筆者に
は思われる。だからこそ政権を握った後、民主党は当然のごとく、真
なる政治的中枢を打ち立て、従来のアメリカに依存する関係を刷新し
ようとしているのだ。

******************************


いかがでしょうか? 筆者は日本の歴史的背景から、世界情勢までを
踏まえたうえで、現在の「日本政治再生を巡る権力闘争の謎」を解き
明かしています。

昨今の新聞で見る上っ面のスキャンダルではなく日本人としてどうす
ればいいのかを考えるに当たって非常に示唆にとんだ内容ですので、
ぜひ、お時間を取って全文をお読みいただくことをお勧めいたします。


日本政治再生を巡る権力闘争の謎(その1)カレル・ヴァン・ウォルフレン
2010年3月19日 中央公論


日本政治再生を巡る権力闘争の謎(その2)


日本政治再生を巡る権力闘争の謎(その3)

3/25/2010

生きた表現が学べるDCECメルマガダイアログ Number Crunching Punches"

T: Tre S: Soren


Coffee break at the office...

S: Tre, have you read the news today?

T: What type of news? Is there another strong earthquake similar to what happened in Chile and Haiti? Or is there a super typhoon or flash flood somewhere in South and Southeast Asia?
S: Hey, take it easy. There are other headline-grabbing events aside from natural disasters. What I mean is the recent boxing match of Manny “Pac-Man” Pacquiao and Joshua Clottey last Sunday in Cowboys Stadium, Texas.

T: Oh yeah!...it's a big buzz among boxing enthusiasts...
well, Pacquiao is the first boxer in history to win seven world titles in seven different weight divisions and had been christened by boxing experts as the greatest Asian boxer of all time.

S: I'm thrilled that Pacquiao defeated his Ghanaian challenger and still the reigning WBO World Welterweight Champion.
T: Me too, but that was not a spectacular fight (scratching his head)...I was expecting a knock-out.

S: His opponent was on guard all the time and not throwing enough punches...merely 399 punches with 27% accuracy.
He should have displayed enough bravado to fight head to head with Pacquiao. It seems that the whole fight was a farce.

T: You sound like a boxing analyst. hahaha! But you're right...(trying to recall)...this fight is not worthy of being compared with the previous matches of Pacquiao with Morales, Marquez, De La Hoya and Cotto, which I deem as nerve-wrecking and blood-raising bouts.

S: Yeah...yeah...(nodding). Those were really amazing...
I was glued on the TV while the boxers fought toe-to-toe.
They were like gladiators ready to take on the punch of death...a saga of survivors.

T: Those fights incited an adrenalin rush for the spectators. For me, the boxers' demeanor greatly influences the quality of the fight.

S: I agree with you. But even if Clottey's attitude was disappointing, Pacquiao's boxing prowess was enough to keep me excited throughout the fight. Pacquiao overwhelmingly won all 12 rounds against Clottey.

T: He never gave a chance to his opponent. Pacquiao threw number-crunching punches every round.

S: No doubt...at the end of the fight Pacquiao threw 1231 punches and 246 successfully landed on various parts of his opponent.

T: ...it was like a barrage of hammering punches that broke the hard shell...

S: Indeed. With Pacquiao's blazing speed, powerful combination of punches and magnificent strategy, he kept his opponent at bay and couldn't peep from his shell hehehe!

T: Right...right...Hooray to Pacquiao, the greatest Filipino fighter!




Vocabulary:

★earthquake‐地震
★flash flood‐鉄砲水
★headline-grabbing‐注目する見出し
★natural disasters‐自然災害
★big buzz‐最近の大きな話題
★enthusiasts‐マニア
★christened‐名付けられる 
★experts‐専門家
★of all time‐空前の、史上~の
★challenger‐挑戦者
★reigning‐トップに君臨している
★WBO (World Boxing Organization) World Welterweight Champion‐
 ウェルター級ボクシング チャンピョン
★spectacular‐見事な、見ものの
★opponent‐対戦相手
★accuracy‐正確さ、的確さ
★bravado‐虚勢
★head to head‐接戦の
★farce‐バカげた状況
★analyst‐解説者
★nerve-wrecking‐緊張する
★blood-raising bouts‐血圧が上がるような発作
★glued on the‐くぎ付けになる
★toe-to-toe‐1対1の
★the punch of death‐死のパンチ
★a saga of survivors‐生き残った人(勝ち抜いた人)の英雄伝
★incited ‐求める
★adrenaline rush‐興奮状態、感情の高まり
★spectators‐観客
★demeanor‐態度、様子、顔つき
★prowess‐優れた腕前
★number crunching punches‐複雑な(計算しにくい)パンチ
★barrage of hammering punches ‐連発攻撃のパンチ
★broke the hard shell‐堅い殻を破る
★blazing speed‐高速な
★magnificent strategy‐最高の戦略




数え切れないパンチ


登場人物  T: トレ S: ソ-レン

オフィスでコーヒーブレイク

S: トレ、今日のニュース読んだ?
T: どんなニュース?チリやハイチであったような高周波地震がくるの?
それとも南アジアか東南アジアのどこかに超大型台風か鉄砲水がくるの?
S: ちょっと落ち着けよ。 自然災害以外にも注目すべき見出しはあるよ。
  ぼくが言いたいのは先週の日曜日にテキサスのカウボーイ・スタジアムで行われたマニー・パッキャオ、別名「パックマン」、とジョシュア・クロッティのボクシング試合のことだよ。
T: ああ、それね!…ボクシングマニアの間では最近の大きな話題だね...
  ええっと、パッキャオは史上初、世界タイトルマッチで7段級制覇して、ボクシングの専門家から空前のアジアで最高のボクサーと言われているね。
S: パッキャオがガーナの挑戦者に勝って、ウェルター級チャンピオンを防衛したからぼくはもう興奮したよ。
T: ぼくもだよ。でもあれは見事な戦いとは言えないな(頭をかきながら)…
  ぼくはKO勝ちを望んでいたんだよな。
S: 彼の対戦相手が常に守りに入って十分なパンチを出さなかったから…
  たったの399パンチで27%の正確さだったね。パッキャオと接戦するためにはもっとがむしゃらに戦うべきだよ。あの試合は全体的に茶番だったよね。
T: なんかボクシングの解説者みたいだよ。ははは!でもきみの言うことは正しいね…(思い出そうとしながら)この試合は前回のパッキャオ対モラレス、マルケス、デ・ラ・ホーヤやコットとは比べ物にならないね。彼らとの試合は緊張感があって血圧が上がりそうな試合だと目を見張っていたんだ。
S: うん…うん(首を振っている)。あの試合は本当にすごかったね…
ボクサーたちが1対1で戦っていたときぼくはテレビにくぎ付けだったよ。彼らはまるで死のパンチを受け止める用意ができた闘士のようだったよ…勝ち抜いた選手の英雄伝だね。
T: あのときの戦いは観客にとって興奮を呼び起こすものだったよ。
ボクサーたちの姿勢は戦いのクオリティーを大いに左右するとぼくは思うんだ。
S: 同感だよ。でも、いくらクロッティーの態度が悲しいものだったとは言え、パッキャオの優れたボクシングの腕前に試合の間中ぼくはやられてたね。パッキャオは全12ラウンド圧勝でクロッティーに勝ったからね。
T: 彼は絶対に対戦相手に隙を与えなかったよね。どのラウンドでもパッキャオは骨まできしむパンチをくりだしていたよ。
S: まさにその通り…最終的にパッキャオは1231パンチを打って、246はうまく対戦相手のいろんな箇所に当てたよ。
T: 堅い殻を割るための連発攻撃のパンチみたいだったよね。
S: 確かにね。パッキャオの高速でパワフルなコンビネーションパンチと最高の戦略は対戦相手を寄せ付けず、委縮させてたね。
へへへ!
T: そう…その通り…やったぜパッキャオ、一番すごいフィリピン人ボクサーだ!

3/21/2010

小泉改革とは何だったのか? なぜ日本がだめになったのか。

先週小泉元首相について書いたら、何人かの方から「読みました
よ」とか「そうだったんですか」などのお言葉をいただきました。


でも、先週お出しした指標は一人当たりGDPの世界ランキング推移く
らいだったので、まだ、きっと島は民主党びいきで自民党を追い落
とそうとしてあんな事言ってるのだろう、と思っている方も多いで
しょう。


そりゃあそうです。毎日見ている新聞やニュースなどではそんな事
いわれていないし、今は小泉進次郎も人気があるじゃないか?
と反論したくなりますよね。


で、今回反響をいただいたので、少し小泉さんのやった事をまとめ
てみようと思ったら、なんと非常にタイミングがいいことに、2月
9日の衆議院予算委員会で民主党の小泉俊明議員が小泉元首相の実
績を振り返って質問をし、そしてその内容が3月17日、今週水曜日
に「晴耕雨読」というブログにアップされたことを知りました。


ご関心がある方は、下記URLをクリックしてその驚きの内容をブロ
グでご確認下さい。


「「郵政民営化の本質は350兆円もの郵貯・簡保資金をアメリカ
 の財布にすることだった:小泉俊明議員」  世界経済のゆくえ



その中から簡単にポイントをピックアップしてみます。


******************************
そこで、まず、平成十三年、小泉総理登場以来のここ十年間の経済
の現状を簡単に振り返ってみます。

すると、まさに死屍累々であります。

マクロ経済で見ても、GDPが、先進諸国で一カ国だけ伸びないど
ころか減少を続けています。一人当たりのGDPは三位から十八位
に後退をいたしました。税収は減少をし、国債の発行額だけが増大
をしております。


(ここから結果データのみ抜き出します。)

・自殺者はここ九年間で29万人
(10年で7万人死亡したベトナム戦争の4倍)

・倒産件数     9年間で14万件
・破産        8年で155万人
・犯罪数        平成十四年に285万件(史上最高)
・生活保護世帯   平成12年(小泉前)  75万件 
         ↓1.5倍
             平成21年(小泉後) 115万件 

・日経平均株価   14,000円 2001年4月26日(小泉就任時)
     
          7,607円 2003年4月28日(2年後)

 なぜ株価が暴落したか?
 ・不良債権の強制的処理→貸し渋り・貸し剥がし
 ・時価会計と減損会計の強制的な導入(米国からの強制)
 ・銀行と企業の株式保有の禁止(米国からの強制)


・米国債を三十五兆円買い支え

 とくらBlogにその推移が出ていますが、一目して小泉期間が
 跳びぬけているのが判ります。


・日本企業の安値での外資への叩き売り

 こちらもとくらBlogに名だたる日本企業の持ち株が外国人に
 握られているのが判ります。


******************************


このような内容を見たら誰でも、小泉改革って何だったんだろう
と疑問に思うと思いませんか?

本当に? 嘘だろう?
また島が適当な事を言っている、と思う方は「晴耕雨読」を読んで
見てください。この内容は衆議院の議事録にも載っているというこ
となので嘘偽りのないものでしょう。



でもこんなショッキングな事が国会で質問されても、なぜかニュー
スや新聞に出ていないですよね。


そして、この小泉、竹中ラインによってアメリカに貢がれた35兆円
がどのようなことを引き起こしたのかをかいたBlogも見つけました。


「大不況の元凶は小泉首相と竹中金融担当相が実施した「ドル買い」
が原因」


ここより一部引用
******************************
▲ 短期間に巨額な「ドル買い」を実施

小泉首相と竹中金融担当相と財務省が一年余りの短期間に為替介入
で買ったドル35兆2565億円分が全額米国債購入に充てられま
した。

なぜならば、当時のブッシュ政権は財政赤字と貿易赤に苦しみかつ
2001年に開始したアフガニスタン戦争と2003年に開始した
イラク戦争で巨額の軍事費を必要としていたからです。

日本国民の労働の対価である「35兆円」は国民生活の向上と国民
経済の活性化のために使われることなく、小泉首相と竹中金融担当
相と財務省によってブッシュ大統領の要求に従い返済不能の「米国
債」の形で米国に献上されたのです。

米国に貢いだ「35兆円」は米国が始めたアフガニスタンとイラク
への侵略戦争に使われました。

米国に貢いだ「35兆円」は米国の「サブプライム住宅ローン」
バブルを引き起こしました。

米国に貢いだ「35兆円」はハゲタカ外資の「日本買い」資金と
なり日本の不動産や株が買い占められました。

米国に貢いだ「35兆円」は投資ファンドの投機資金となり原油や
小麦やとうもろこしなどの穀物が買い占められ価格高騰を引き起こ
し途上国で暴動が発生しました。

米国に貢いだ「35兆円」は投資銀行によって正体不明の金融派生
商品が開発され世界中に拡販され膨大な金額の「隠された不良債権」
を生み出しました。

今の日本を苦しめているデフレの元凶は30-40兆円の「需給
ギャップ」でありこのギャップは小泉首相と竹中金融担当相と財務
省が2003年に実施した35兆円の「異常なドル買い」=「米国
債購入」が原因なのです。
******************************


ここで「米国に貢いだ」と言う言葉が気になった方もいると思いま
す。アメリカの国債を買っただけなんだから貢いだのではなく、必
要な時に売れば戻ってくるじゃあないか?

普通はそう考えます。
しかし、実際は米国はご存知のように巨額な財政赤字を積み上げて
おり、そのためドルの信用が揺らいでおります。

日本が売りたくても、アメリカにはそれを買い戻すお金はないし、
世界のほかの国も買いたくありません。結果として、日本が売りに
出しても売れずに、米国債の暴落、ドルの暴落につながってしまう
ので売却して日本にお金を戻す事は不可能なのです。

現実に、1997年6月、橋本元首相が、コロンビア大学で行なった
講演の中で「大量の米国債を売却しようとする誘惑にかられたこと
は、幾度かあります。」と発言しただけで、ニューヨーク証券取引
所の株価が暴落しました。

したがって、米国債を買うということは実際は貢いだことになって
しまうのです。



では、小泉後の自民党はどうなのか?
現在の自民党は?


威勢良く鳩山首相を批判している与謝野馨さんですが、麻生政権の時
に彼がどんな事をやって、それが現在にどんな悪影響を与えている
のか、こちらの「尾辻秀久氏が平成の借金財政王与謝野氏を一喝」
を読めばよくわかります。



ここより一部引用
******************************
サブプライム金融危機の及ぼす日本経済への影響について質問され、
与謝野氏が示した見識は、「蚊に刺された程度のこと」だった。

 麻生政権が発足して直ちに補正予算が編成されたが、この補正予
算は「蚊に刺された」ことに対応する措置で、1兆641億円のミ
ニミニサイズの補正予算が編成された。

 日本経済は2008年後半に戦後最大の景気崩落に直面した。民
主党は2008年秋の臨時国会に第2次補正予算を提出することを
求めたが、麻生政権は第2次補正予算の国会提出を2ヵ月も遅らせ、
臨時国会には提出しなかった。

 2ヵ月後の2009年年明け後に国会に提出された第2次補正予
算案は4.8兆円の規模だった。1兆円の補正予算を編成した直後
に5兆円の補正予算を編成した。このこと自体が政策対応の右往左
往を鮮明に示しているが、さらに重大な問題は追加の第2次補正予
算提出を年明けまで先送りしたことだ。

 麻生首相は月刊誌に総選挙で信を問うことを高らかに宣言した。
ところが、自民党が実施した事前調査で自民党大敗予想が示された
ため、解散総選挙を見送った。

 補正予算を国会に提出し、成立すれば選挙に追い込まれるために、
補正予算の提出を先送りしたのだ。国民生活を犠牲にして、己の
政治的利益を追求する姿勢が国民の反発を招いたことは想像に難く
ない。

 こうした情勢下で、与謝野馨氏が経済政策司令塔を務める麻生
内閣の経済政策はさらに混迷の色を極めた。
 麻生政権は2009年度当初予算を国会に提出したが、2008
年度当初予算に対して、一般歳出は国民年金の国庫負担増加額を
除くと2.2兆円しか増加させなかった。しかもそのうち、1兆
円は予備費としての計上であり、執行予定の予算では1.2兆円
しか増額しなかった。

 2008年度に2次にわたる補正予算で6兆円予算追加したに
もかかわらず、2009年度予算での一般歳出が2008年度当
初比1兆円増では景気悪化を加速させることは避けようがない。
 麻生政権は予算案を提出した直後から予算追加検討に追い込ま
れ、2009年4月に超大型14兆円規模の補正予算を提出する
に至ったのである。

 この予算は無駄のかたまり予算で、公的部門の施設整備費に
2.8兆円、58の政府基金に4.6兆円の資金積み増しなどを
含む、史上空前の官僚お手盛り・バラマキ補正予算だった。
麻生政権は国債11兆円の増発を決定したが、その後に2009
年度税収が見積もりを9兆円も下回ることが明らかになり、
2009年度の国債発行金額が当初予算よりも20兆円も増加し
て、53兆円に達してしまったのだ。

2008年度当初予算での国債発行金額は25兆円であったから、
たったの1年で国債発行金額を倍増させたことになる。この意味
で与謝野馨氏には「平成の借金財政王」の称号が、「平成の迂回
献金王」の称号と共に付与されるべきだろう。
******************************


では一方の民主党はどうなのか?

世論調査では、支持率が続落していて、政治と金の問題に決着を
つけていないからだとか、小沢は限りなく黒に近い灰色だなどと
マスコミが騒ぎ立てていますが、一方Net上には現在、マスコミの
フィルターを通っていない様々な情報があるためか、小沢支持が
かなり高いようです。

ここに「人気ブログランキングの投票で」「小沢一郎が好きか、嫌い
か」という投票を昨年の9/28以来行なった結果が出ています。

結果は、全投票数:3567件、「好き」:2607件(73.1%)、
「嫌い」:960件(26.9%)となり、小沢一郎を支持する人が圧倒し
「支持が不支持の約3倍」となる結果だったそうです。


「日々坦々」
「小沢一郎「好き」「嫌い」投票結果でわかった「分析的・沈思黙
考型」の擁護派と「激情的・無思考・短絡扇動型」の反小沢派」




では、民主党の政策実施の実績はどのようなものなのでしょうか?
植草一秀の『知られざる真実』から少し引用してみます。


******************************
鳩山政権が発足して半年が経過した。内閣支持率が政権発足当初の
70%台から40%台ないし30%台に低下したが、最大の要因は
マスメディアが鳩山総理と小沢一郎民主党幹事長の政治資金の問題
をことさらに大きく報道し続けてきたことにある。

鳩山政権としては、
1.日本郵政株式の売却を凍結
2.子ども手当の実現
3.高校授業料実質無料化
4.普天間基地移設問題の見直し
5.事務次官会議の廃止
などで、着実に実績をあげている。

基地問題がまだ着地していない、天下り根絶が実現していない、企
業団体献金全面禁止が実現していない、などの課題が残されているが、
着実に実績を重ねているのが現状である。

財政事情の悪化が深刻さを増しているが、日本財政を破壊したのは
麻生-与謝野政権である。2008年度当初予算で25兆円だった
財政赤字を2009年度にいきなり53兆円にまで爆発させてし
まった。
鳩山政権は麻生-与謝野政権の置き土産である日本財政破壊の尻拭い
を強いられている。
メディアが中立公正な報道を実行してきたなら、鳩山内閣の支持率は
ずっと高い水準を維持してきたことと思う。
鳩山政権がメディアの激しい攻撃を受けているのは、鳩山政権がこれ
までの利権複合体=悪徳ペンタゴンによる日本政治支配の基本構造を
破壊しようとしているからである。
特権官僚、大資本、米国と結託する利権政治屋はメディアを支配下に
おいて利権政治を長期にわたって維持してきた。
政権交代による日本政治刷新=無血の平成維新は、利権複合体による
日本政治支配の構造を破壊し、主権者国民の主権者国民による主権者
国民のための政治樹立を目指している。悪徳ペンタゴンが鳩山政権を
徹底攻撃するのは当然のことである。
******************************



これらを見てどのように感じられるでしょうか?

なかなか新聞で見ている事と違うので信じられないと思う方もいらっ
しゃるかもしれませんが、今はいろいろな意味で過渡期なのです。

ですから核の密約の問題もそうですが、自民党政権が長期に亘って
続いていたので表に出なかった問題が政権交代によって表に出てき
ています。空港を建設する時の需要予測も自民党政権に好都合なよ
うに水増しして出していたなどという事実も政権が交代したために
出てきています。

このような事実が出てきたときに考えなければならない事は、たと
えば空港建設で潤って来た人たちは、民主党政権になり、裏の操作
が表ざたになることにより空港が建設されない様になる事は好まし
くないですよね。そうすると、民主党政権を攻撃します。

実は、このような構図がマスコミにも当てはまるのです。
日本の大手新聞社などは、たとえば麻生さんの担当記者が麻生さん
と親しくなり、様々な情報をもらえる様になる。そして麻生さんが
自民党の中で偉くなって力を持つ様になったら、その記者も新聞社
の中で出世する、そんな事になっているそうです。そして長きにわ
たり自民党政権が続いてきた結果、当然新聞社のトップには自民党
シンパばかりになっています。

また、民主党は記者クラブを廃止して、記者会見をクラブに入って
いないメディアにも開放しようとしています。当然記者クラブに入っ
ている大手新聞、テレビなどは自分達の独占してきた立場が奪われ
る、自分達の既得権益が侵されるため、民主党政権がつぶれて欲し
いとの思惑もあるのです。

検察や宮内庁もそうです。自民党政権は検察の聖域を犯さないで
自由にやらせてくれました。

ところがその結果、菅谷さん事件では冤罪が確定し、また、佐藤栄
佐久前福島県知事事件やリクルート事件、国策捜査と言われた鈴木
宗雄、佐藤優事件、そして現在進行形の郵便不正事件の厚生労働省
元局長・村木厚子被告など冤罪である可能性が非常に高い事件を続
発させています。

民主党は政権をとる前から、現在の密室で行なう過酷な取調べが
このような冤罪を生むとして、取調べの可視化を進めようとしてい
ます。また検事の暴走を防ぐために検事総長を国会同意人事にしよ
うということも主張してきております。

ところがこれは、検察は触れられたくない聖域を犯されることに通
じるため、そのようなことにならないように、断固として小沢さん
を潰そうとしています。したがって、昨年の衆議院選挙の直前に
元会計責任者で公設第1秘書大久保隆規氏を逮捕し、小沢さんを民
主党代表から引き摺り下ろしました。

しかし、国政にこのように大きな影響を与えた逮捕も、今進んでい
る大久保秘書の公判では、無罪の可能性が大になっています。

またその次に仕掛けた西松建設疑惑の政治資金の問題も、散々大騒
ぎしていますが、実態は単なる石川議員の記載のミスで、これで起
訴したらほとんどすべての議員に当てはまるというようなものです。


そのあたりのことを共同通信社で司法記者を担当した魚住昭氏と
東京地検などで検事を務めた郷原信郎氏が日本外国特派員協会で
記者会見で話しています。よろしければその記事をご覧下さい。
この記者会見が外国特派員協会で行なわれた事、そしてそれが掲載
されているのがYAHOOニュースであることも何かを物語っていると
思います。


“検察の正義”に委ねていいのか? 元検事、元司法記者が語る、
小沢捜査の裏側



では小沢一郎ってどんな人なのかは、このBlog「日々坦々」に
かかれています。


「小沢選挙」の戦術と戦略




先ほど言った過渡期とは、政権交代したと言うのが非常に大きい
のですが、もちろんそれだけではありません。
政権交代して今までのタブーが出てくるようになりましたが、日々
みる新聞、テレビにはその情報がでてきません。

そのままでは一般の国民が知らないうちに闇に葬られてしまいます。

そこで大きな役割を果たしているのが、昨年以降急激に普及し始め
ているtwitterです。

今日ここで取り上げた情報もほとんどがtwitter経由でわかったもの
です。



小泉政権以来、長期衰退傾向に陥ってしまった日本。このままでは
私達日本人に将来はありません。

ここは一つ、この政権交代とITツールの発達が明治維新、敗戦に続
く第三の平成維新を起こすチャンスだととらえ、日本の将来をまた
輝かしいものにもどすために私達一人一人が賢く行動することが必
要でしょう。



『最後までお読みいただきありがとうございました』

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3/15/2010

自然な英会話表現が学べるDCECメルマガダイアログ "Get your game face on" 毎週読めばこんな表現がどんどん学べる。

Characters: N - Nicole H - Hide I - Ichi A - Aki

DCEC was celebrating its 7th anniversary with the theme,"DCEC at 7: On the Up and Up."

N: Good afternoon, everyone! (greeted cheerfully)

Everyone: Good afternoon!

N: Today, we are celebrating DCEC's 7th anniversary!
Congratulations to all of us and on behalf of DCEC, I would like to thank each and every one for the support you have given us.
A: No problem, Nicole!
N: With that said, let me explain the game we have prepared for you today.
H: I love games! Do we get a prize if we win?
(the idea of games and a prize piqued his interest)
I: Don't worry. (assured her seatmate)
There is always a prize and it is usually a good one.
A: Actually, even if you don't win, you still get a consolation prize. Not bad, eh? (winked at Hide)
I: Not to mention the things you learn during the game...
the laughter... the fun... (enumerated for their new friend)
H: Ok, I get it. You guys are big fans of DCEC games, aren't you? (teased the other two learners)
A/I: We are die-hard fans!
N: Thank you very much for answering Hide's question.
(looked appreciatively at Ichi and Aki)

Nicole continued to explain the mechanics of the "Memory Game" to the learners.

A: Sounds fun! My kids usually play this at home.
H: Yeah, I know this game. (said with a bright smile)
It's used to test our short-term memory and to practice the right-side of our brain.
N: That's correct, Hide!
I: I think my mother took a similar test last month. (smiled knowingly) They use something similar to detect Alzheimer's.
A: Ha ha! I know, we better do a good job then.
I: We'd better!
N: Good! I am glad that you guys are familiar with it.
Now, get your game faces on because we are about to begin.
H/I/A: They're on!






●Vocabulary


★get your game face on
get ready、準備する、集中する、心してかかる
★anniversary
 記念日、記念祭、~周年
★on the up and up
 上向きで、ますますよくなって(好調で)成功して、栄えて
★greet
 ~に挨拶する、~を歓迎する、出迎える
★cheerfully
 陽気に、楽しげに、元気よく
★on behalf of
~の代わりに、~に代わって、~を代表して
★each and every one
~の一人一人
★support
サポート、支え、支持、援助
★with that said
そんな訳で
★piqued one's interest
~の興味をそそる
★assure
 ~であると断言する
★consolation prize
 残念賞
★enumerate
 列挙する、数える、数え上げる
★die-hard fans
 根っからのファン
★appreciatively
 感謝しているというように
★mechanics
 方法、やり方
★bright
 明るい、晴れやかな
★short-term memory
 短期記憶
★right-side of the brain
右脳
★Alzheimer's/ Alzheimer's Disease
アルツハイマー病
★we'd better
 ~しましょう
★familiar with
 ~をよく知っている、~に詳しい





「準備して!」

登場人物: N - ニコル  H - ヒデ I - イチ  A - アキ  
E - 皆

DCECは「DCEC7年:ますます栄えて」と題して、7周年を記念の
セレブレーションを行っていました。

N: こんにちは、みなさん! (元気よく挨拶)
E:  こんにちは!
N: 今日はDCECの7周年記念を祝います! 私たち全員に
おめでとう。
   そして DCECを代表して、皆さまお一人お一人のご協力に感
謝いたします。
A: いいんですよ、ニコル!
N: 感謝の気持ちを伝えましたところで、今日、皆さまのために
用意しました。
   ゲームの説明に入らせていただきます。
H: ゲームいいね! 勝ったら何か賞をもらえるの?
(ゲームと賞の響きが彼の興味をそそった)
I: 心配しないで。 (隣に座っている生徒を安心させる)
賞品はいつもあるし、それにたいてい良い物よ。
A: 実際は、負けても残念賞があるの。悪くないでしょ?
   (ヒデにウィンクする)
I: ゲームの中で学ぶことは言うまでもないけどね…笑いと…
楽しみ… (新しい友だちのために数え上げる)
H: あ、そういうことか。みんなDCECのゲームが大好きみたいだね?
  (ほかの2人のラーナーをからかう)
A/I: 私たちは根っからのファンです!
N: ヒデの質問に答えてくれてありがとう。
(感謝の眼差しでイチとアキを見る)

続けてニコルが「記憶ゲーム」のルールをラーナーたちに説明する。

A: おもしろそうね!私の子どもが家でよくこれをやって遊んで
いるわ。
H: うん、このゲーム知っているよ。(ものすごい笑顔で言う)
これは短期記憶のテストと右脳を動かす練習のために使われ
るよね。
N: そうよ、ヒデ!
I: 先月、母親が同じようなテストを受けたような気がする。
   (お見通しだというようにほほ笑む) アルツハイマー病を調べる
ときにこれと同じようなテストをするのよね。
A: はは! 知っているわ。じゃあ私たちはうまくやらないとね。
I: ほんとそうだね!
N: よかった! このゲームをみんな知っていて。
じゃあ、そろそろ始めるから準備してね。
H/I/A: いいよ!

3/13/2010

今年GDP総額で中国に抜かれ、一人当たりGDPで近い将来韓国に抜かれる?!

先週、キム・ヨナを絡めて韓国について書いたら読者の一人、佐々木さんから韓国についてのコメントをいただいたので、ここでご紹介いたします。



******************************
◆韓国に脱帽◆

姜尚中(東大教授)が、著書(悩む力)にソウル大の学生たちは「あそんでいる時間が無い。トーフルの点900以上でないと就職できない。スキルと情報、専門知識をつけるため必死だ」と書いていますが、日本はユトリ教育など、あのころ(あの前から)、平成元禄で、花見気分で、浮かれてしまったのでしょう。

夏休みとゴールデン・ウイークには、ぞくぞく海外旅行が盛んで、芸能人の、ハワイの休みに報道が密着報道。旨い物ツアー、温泉と蟹食べ放題ばかりがテレビの定番。 世界不況と、トヨタ問題で、ウサギの眼がさめたら、亀さんにぬかれていた話と同じです。 

韓国では、李大統領みずからがアラブ首長国に乗り込み原子力発電所建設を契約、昨年末、韓国の民間企業が、モンゴルに初めてスキー場を1億円かけて、開業したニュースをテレビでみました。
モンゴルの冬は零下20度で、娯楽が無い。スキー・靴は貸して、リフトののり方から、滑り方、全部韓国式にスタッフが、一から教え、お風呂上りにから揚げ、プルコギ、ラーメンすべて韓国式。
なにしろ、娯楽がないので、これから発展する話でした。
******************************



そうなんですね。日本のテレビを見ていて紹介される韓国は、韓国旅行のときの焼肉やキムチなどの食べ物、エステ、買い物などと韓流ドラマなどで、日本人一般が持っているイメージとしては、まだまだ日本のが進んでいるというものでしょうが、現実は世界での存在感が、日本はだんだん落ちつつあり、韓国は上昇しています。


日本をこれまで引っ張ってきた産業は自動車とエレクトロニクスでしたが、先日触れたように日本の電機メーカーのお家芸だった薄型テレビは、2009年の売上高シェアで

1位サムソン電子(韓国) 22.6%
2位LG電子(韓国)    13.2%
3位ソニー        11.5%
(アメリカ調査会社ディスプレイサーチ調べ)

と上位2社が韓国メーカーになっています。



また液晶パネルといえばシャープと言うイメージを持っていますが、世界ではとんでもない、ここでも韓国、台湾企業が圧倒しています。

1位LGディスプレイ(韓国) 25.2%
2位サムソン電子 (韓国) 24.6%
3位AUO      (台湾) 17.9%
4位CMO      (台湾) 14.6%
5位ハンスター  (台湾)  3.5%
6位シャープ         2.8%
(アメリカ調査会社ディスプレイサーチ調べ)


更に言えばこれも日本の独壇場だった半導体。

2008年の売上ランキングは


1位 Intel(米)        13.3%
2位 Samsung Electronics(韓国) 6.8%
3位 東芝          4.2%
4位 Texas Instruments(米)  4.2%
5位 STMicroelectronics(欧)   4.0%

出典:米Gartner(2009年4月)

ここでも韓国の後塵を拝してるのがわかります。


でも大丈夫。日本には最強の自動車産業がある、トヨタが今アメリカでバッシングされているけどホンダも日産もマツダ、スズキもあるし・・・、昨日までそう思っていました。


ところが・・・・。
あなたは知っていましたか?
じつはヒュンダイが世界でホンダより売れているって。


2009年の世界新車販売ランキング

順位(前年):メーカー、販売台数(前年比増減率)
1(1):トヨタ 781万台(▲13%)
2(2):GM 650万台(▲22%)※
3(3):VW 629万台(1%)
4(4):フォード 482万台(▲11%)
5(5):ヒュンダイ 475万台(15%)
6(6):ホンダ 339万台(▲10%)
7(7):日産 336万台(▲9%)
8(8):PSA 319万台(▲2%)
9(9):ルノー 231万台(▲3%)
10(10):スズキ 231万台(▲2%)

Chikirinの日記 市場の魅力 <質&量>より


これを見るとなんとヒュンダイは日産やホンドの1.4倍以上売れていて、この不景気の中でも1社だけ大幅に売上を伸ばしているではないですか。


でもこんなにヒュンダイの車が売れているなんて全く知らなかった。
だって日本では全然走っていないじゃないか。


そうなんです。日本で生活していると、なぜか世界のトレンドが見えないのですね。テレビも、日本のテレビが相変わらず強いと思っていたのに、先日ホリエモンがカナダから、こちらのテレビは、韓国、台湾ばかりが激安で売られていて、日本のメーカーはもう終わっている、といっていました。


携帯電話のときもそうでしたよね。日本のメーカーはいろいろなところが、毎月のように次々と新機種を出してきて、海外の機種なんてほとんど無いので、日本の携帯はすごく強いと思っていたらとんでもない、世界でのシェアはほとんど無かったわけです。


今の日本は世界の中でどんどん衰退しています。それに対して韓国、中国は存在感を増しています。

早く私たち日本人の一人一人がこのような現状に気がついて、どうしたら衰退から抜け出して反転できるのか、それを考え実行することが必要になっています。


何がいけないのか?


今回、核の問題でアメリカと密約があったことが明らかになりました。また、空港を作る時の需要予測は、自民党に都合のいいように水増しされていたことも判明しました。その水増しされた需要予測に基づき空港を乱造した結果、無駄な路線をたくさん抱えた日航は破綻し、世界のハブ空港の座は、韓国やシンガポールに持っていかれました。
民主党が中止決定した八ツ場ダムは、予算をはるかに上回る金額が投入されたにもかかわらず、完成には程遠い事、そして、それを受注した業者からは多数の自民党政治家達に多額の献金がなされていた事、そして工事関係会社に国交省などからの役人の天下りが山ほどいることなどもわかりました。(マスコミはどれもあまり報道しませんが・・。)


ここから判るのは、今まで私たち日本人は自由な国に住んでいると思っていましたが、実は、自民党と官僚、そして大手マスコミによる情報コントロール社会に生きてきたということです。

自民党の都合のいい情報しか与えられず、またマスコミもそれに対し、真実を追究して国民に伝えると言う使命を放棄し、情報コントロールの片棒を担いできたのです。


その一つに小泉元首相に対する誤解の形成があります。


あなたは小泉さんはよい首相だったと思っていますか?

未だに太田総理の番組では日本を良くしたNo.1に選ばれています。

在任中は非常に人気の高い首相でした。

しかし、彼がやった事は、一億総中流といわれた日本社会を破壊し、格差社会を作り、ネットカフェ難民をつくり、日本人の国民所得を毎年減少させたことでした。

ここで、ひとつ判りやすい指標をお見せしましょう。
1991年以降の首相在任期間ごとの一人当たりGDPの世界ランキングです。



1991年----------------+--------------+-------------● 5位 宮澤 
1992年----------------+--------------+--------------+-● 4位 宮澤 
1993年----------------+--------------+--------------+----● 3位 細川 
1994年----------------+--------------+--------------+----● 3位 村山 
1995年----------------+--------------+--------------+----● 3位 村山 
1996年----------------+--------------+--------------+----● 3位 橋本 
1997年----------------+--------------+--------------+--● 4位 橋本
1998年----------------+--------------+-----------● 6位 橋本
1999年----------------+--------------+--------------+--● 4位 小渕
2000年----------------+--------------+--------------+----● 3位 森
2001年----------------+--------------+-------------● 5位 小泉
2002年----------------+--------------+-------● 7位 小泉
2003年----------------+-------------● 10位  小泉
2004年----------------+-----------● 11位  小泉
2005年----------------+● 14位  小泉
2006年---------● 18位 小泉
2007年--------● 19位 安倍
2008年------● 23位 麻生


これを見ると90年から92年にかけて起こったバブル崩壊のあとでも、一時自民党政権が途切れた93年の細川政権時代に世界3位と最高になっています。その後橋本政権の財政引き締めで6位まで落ち込み、小渕政権の財政出動で持ち直したのが見て取れます。
そしてその上向いた時に引き継いだ森政権が下り坂にして小泉さんに引継ぎ、その後、小泉さんは一貫して大幅に下落させたのがわかります。


経済をこんなに崩壊させ、小泉時代中国との関係は最悪にし、今では世界中で間違いだったと言われているイラク戦争に積極的に賛成し、自衛隊をイラクに派遣し、と日本の良い所を全てこわしたのが小泉さんだったのは明白ですが、それでも小泉さんが日本を一番良くした人として放送しているのが日本のマスコミなのです。


でも、今はインターネットで検索すればマスコミが流さない情報でも自分で掴む事が出来ます。

さらに英語で探せば、世界の情報がわかります。

はやく私たち国民が自分達で情報を掴み、自民党と既得権益の一端をになっている大手マスコミの洗脳を抜け出し、世界に通用するにはどうしたらいいのか考えないと、手遅れになってしまうのではないでしょうか?


そのためにも、このメルマガを読んでいるあなたは、英語力をつけることに積極的に取り組んでください。


今回ここに書いた内容に参考になるブログを見つけました。
よろしければご覧になってみてください。

なぜ日本人は騙されていたか

3/03/2010

自然な英会話表現が学べるDCECメルマガダイアログ "Demonstration 101"



- Emery A - Ayu K - Kinue

At the lobby.

E: Hi Ayu, you are a bit early today. How’s the weather?
A: It started to snow. (removing her scarf). It might get colder
later.
E: Oh, that’s good news for some who like snow but bad news for us
going home later. Anyway, would you like to join me for a coffee
klatch?
A: What do you mean?

Emery approaches a small table with a ground coffee container in her
left hand. She then invites Ayu to the table.

E: Coffee klatch means drinking coffee and talking. You can enjoy
a cup of coffee and you can use this coffee machine with your eyes
  closed. First, you have to open this lid and place the ground
coffee container inside and then close the lid. Place an empty
paper cup here and press this button. Wait for a few seconds and  
presto you have a hot cup of coffee!
A: (closes her eyes to smell the coffee). The aroma entices me.
I want to give it a try.
E: Go ahead. Which one do you like?
A: Can I have the opinion of a coffee expert?
E: I’ll go with French Roast if you like a slightly bitter coffee.
If you are on the healthy side, I'll go with Organic coffee.
By the way, tea is also available.
A: I’ll have Organic coffee for a change.

Suddenly the elevator opens.

K: Hi Ayu and Emery! It’s so cold outside. (Looked bemused upon
seeing the cup of coffee in Ayu’s hand). Where did you get that?

Light bulb flashes in Emery’s mind.

E: Ladies, why don’t we have a demonstration class in English?
Ayu will show Kinue how to use this coffee machine.
A: (gaped for a few seconds) Err. In English?
E: But of course! Seize a chance to practice English. You can do it!

After the demo, Ayu got the thumbs up from Emery and Kinue.

K: Great job Ayu!
E: Oh, we only have a few minutes left before the class. Enjoy your
drinks. I’ll see you in a while.
A: Oh geez! I do not have time to do the homework. I was supposed to
do it. That’s why I came early today. What should I do?
E: It’s OK. You can give it to me after the class if you have time.
That’s for your good demo.
A: Thanks Emery! By the way, organic coffee tastes good!
K: French roast too!


●Vocabulary

★demonstration
デモ、デモンストレーション、実演
★101
基礎、基本、初級講座
★coffee klatch
コーヒーを飲みながらのおしゃべり、気軽なおしゃべりの集い
★approach
 ~に近づく
★with your eyes closed
 目を閉じたままで(も楽々と)
★presto
あら不思議、ほーら(うまくいった)、なんと(まあ)
★aroma
香り、匂い、芳香
★entice
誘惑する、誘う
★coffee expert
 コーヒーの専門家
★go with sth
~を選ぶ、~の線(路線)で行く
★~ side
 ~気味
★for a change
 気分転換に、息抜きに
★bemused
(心を奪われて)呆然とした
★light bulb flashes
 頭の中でアイデアがひらめく
★gape
 口を大きく(ぽかんと)開ける、ぼうぜんとする
★seize a chance to ~
 ~するチャンスをつかむ、好機をとらえる
★get the thumbs up from sb
~に褒められる、~の激励を受ける
★geez
(驚き、喜び、落胆を表し)なんてことだ、うわ~
★great job
よくできた、よくやった



"デモンストレーション入門"

E - エメリー A - アユ K - キヌエ


ロビーにて。

E: ハ~イ、アユ。今日はちょっと早いじゃない。天気はどう?
A: 雪が降り始めたわ。(マフラーを外し)しばらくしたらもっと寒く
なるかも。
E: あら~、雪が好きな人にはいいニュースだけど、後で帰る私たちに
とってはあんまりよくないわね。それはそうと一緒にコーヒークラッチ
しない?
A: どういうこと?

エメリーは手にコーヒー一杯分の入った容器を持ち小さなテープルに近
づき、アユを呼ぶ。

E: コーヒークラッチっていうのはコーヒーを飲みながらおしゃべりする
ことよ。コーヒーを飲むのを満喫できるわよ、それにこのコーヒー
メーカー、目をつぶったままでも使えるんだから。まず、このふたを
開けて、このコーヒーの容器をセットしてまたふたをするの。ここに
紙コップを置いて、このボタンを押す。数秒待ったら、ほ~らコーヒー
の出来上がりよ!
A:(目を閉じてコーヒーの香りを嗅ぐ)この香りがまたたまらないわね。
私も試してみたい。
E: どうぞ。どれがお好み?
A: コーヒー専門家の意見を聞いても?
E: ちょっと苦味が利いたコーヒーが好きならフレンチロースト、健康志向
であれば有機栽培コーヒーね。ちなみに紅茶もあるわよ。
A: じゃあ気分転換に有機栽培コーヒーにするわ。

と突然エレベーターが開く。

K: ハイ、アユにエメリー!外は滅茶苦茶寒いわよ。(アユがコーヒーを
持っているのを見て困惑した様子で)あれっ、それどうしたの?

エメリーがピンとひらめく。

E: そうだ二人とも、クラスで英語でデモンストレーションするってのは
どうかしら?アユがキヌエにこのコーヒーメーカーの使い方を教えるの。
A:(しばらく口をポカンと開け)えー。英語で?
E: もちろん!でも英語を練習するいい機会じゃない。大丈夫よ!

デモ後、アユはエメリーとキヌエから上出来だったと褒められた。

K: よくできたじゃない、アユ!
E: あら、クラスが始まるまでもうちょっとしかないわ。コーヒー楽しん
でね。じゃ、また後で。
A: やだ~!宿題する時間ないわ。やるつもりで早く来たのに。どうしよう。
E: いいわ。時間があるならレッスンの後でもいいわよ。
 デモが上出来だったから。
A: ありがとう、エメリー!ところで、この有機栽培コーヒー美味しい!
K: フレンチローストも!