4/10/2010

日本人が海外に出稼ぎにいかなければならない時代の始まり!? 

今や日本は「年収200万円時代」などといわれるように厳しい時代になってしまいましたが、このような日本でもより良い職への転職や、社内でチャンスをつかんでいる人たちもいます。
その人達が共通に手にしているのが「グローバルで働ける力」
「英語力」とともに異文化のなかでも適応して力を発揮できる「グローバル力」
このブログでは、そんな「グローバルで働ける力」をつけていただく情報を発信しています。




今週テレビのニュース番組で、日本人の大学生がタイで就職活動をして現地で採用が決まった、よかったなどと放送していました。
日本での大学生の内定率が80%程度と10人に2人は就職できない時代を迎えた影響なのでしょう。

いや~時代は変わったものですね。
あなたはどう思いますか?

でもよく考えてみると、本当にこれでいいの?と思いませんか?

これが、もともとタイに住みたいとか、タイで一旗上げようということでタイで就職活動をしていたならまだしも、日本で就職活動したけど決まらなかったのでタイで日系企業に雇ってもらおうと就職活動をし、めでたく内定をもらったとのことなのでちょっと・・・。

考えようによってはこの学生、日本での就職と言う枠にとらわれずに海外に出かけて行ってまで就職しようというのだから、ある意味バイタリティがあるのかもしれません。

でも将来のことを考えるとここで内定をもらったという事が、決して明るい未来につながっているとはいえないでしょう。

とりあえず当面は仕事をする場が得られて良かったと思うかもしれませんが、逆に採用する側の立場に立って考えてみると、将来が明るくないことがわかります。

なぜタイで日本人を採用するのか?

職場は日本人の顧客向けのコールセンター、クレームやアフターサービスの電話応対だということなので、日本ではなくタイで採用するという唯一の理由は

 ○賃金を現地の水準に抑えることが出来るから

ということでしょう。

このような理由で採用されたとしたら、たとえば10年タイで働き成果を上げたとして、日本の賃金水準に引き上げた上で日本に呼び寄せるでしょうか?

常識的に考えて、そんなことはしません。

ということは、タイで現地スタッフとして採用された時点で、日本に戻って日本の賃金水準に戻るという可能性が限りなく小さくなったと覚悟しなければいけないのです。

あの大学生がそのようなことまで考えた決断をしてとはとても思えません。


でもここで重要なのは、「やっぱり海外で働くなんて良くないよな~」などと短絡的に考え、ひとごととして忘れてしまうのではなく、「時代がそこまで変わってきた」、「今後どのようになっていくのだろう」、「自分にはどんな影響が出てくるのだろう」と考えて将来に備えておくことです。

海外で働くと言っても、この大学生の場合、日本で内定を取れなかったから、求人があるというだけでビジョンも無くタイに渡ったから将来が無いのです。

ところが、英語力をつけてシンガポールあたりで外資系企業に将来の幹部候補生とさて採用された場合、将来は全く変わってきます。


ここにあるフィリピン人女性がいます。彼女はDCECガヴァネスの友達で30代前半でドイツ系企業で働いています。彼女のオフィスは、ロスアンゼルスですが、クライアント企業訪問でよく日本をはじめとするアジア諸国にビジネストリップできています。

日本に滞在するときは、ガヴァネスと食事をしたりするようですが、ガヴァネスによるといつもすごい格式の高いホテルに滞在しているそうで、たぶん日本企業の部長クラスでは滞在できないレベルだと思います。

では彼女は役員クラスかというとそんなことはありません。

ではどうして?

その秘密は。。。彼女が博士であること。


そう、外国の企業は博士をすごく厚遇しているのです。もちろん、博士号を持っているだけで仕事が出来なければ厚遇が続くかどうか保証は無いでしょうけれども、なにしろ責任ある仕事を任せ、厚遇するというところは、日本の企業と大きく違うところでしょう。

一般的な日本の企業では、たとえば修士は大学で入社したものが2年経過したときと同じ、博士は5年経過したときと同程度の待遇であり、その間に会社内で経験を積んだ大卒のほうが有利だったりします。

また、日本では博士号を取ったけれども就職できない高学歴ワーキングプア問題まであります。

その背景には、博士なんて頭でっかちで使いにくいというような考えを持っている日本人が多いのかもしれません。

でもグローバルで仕事をしていこうとすると、今や世界はかなり高学歴社会になっています。DCECの生徒さんのあるビジネスマン。
政府系機関から国際機関に派遣されましたが、そこでの上司はタイ人。そして、仕事で名刺交換する方達はみんな博士やMBAなど高学歴の方ばかりだったと言います。

こんなこと、たとえば上司がタイ人になったり、名刺交換の相手が博士ばかりだったりすることなどは日本の企業で勤務しているかぎりほとんど経験しない事です。

ところが日本の世界から一歩踏み出すだけで、全く違う世界が存在しているのです。


先ほどの大学生の話に戻ると、タイでは日本から仕事を探しに来た日本人が安い給料で電話のオペレーターをやっている一方で、頑張って勉強し、力をつけたタイ人がグローバルの場で厚待遇のもと働いているのです。


この話を聞くと、日本人ももっと勉強して力をつけなければいけないと思うのではないでしょうか。

もう働いている人であれば、早急に英語力をつけ、世界で働ける力をつけなければいけないし、また、お子さんをお持ちであれば子供達の将来の目標は、東大をでるというものよりも、世界で活躍出来る力をつけさせるということを意識したほうが良いでしょう。


もう、日本は何もしなければ加速度的に人口が減少し、高齢者ばかりの社会になることが避けられません。もう日本の中だけ、あるいは日本人だけで働けばいいと言う、今までは当たり前だった環境ではありません。

今までこのメルマガで何回も取り上げてきたように、大規模に移民を受け入れるとともに、日本人自身もグローバルで通用する力をつけ、世界の人たちと競争していかなければならないということはもう避けようがありません。

その時に、あなたは、そしてあなたの子供達は先ほどの大学生のように、低い水準の賃金に合わせて働くことを選択するのか、ガヴァネスの友達のように高い水準の待遇を獲得するのか。

あなたはどちらを選ぶのですか?

ここで、やはり日本の現状を憂いている大前研一さんのメルマガに「繁栄するアジア、置き去りの日本」という題で建築家の安藤忠雄さんと大前研一さんの対談が出ていたので、少し引用してご紹介いたします。



ここから引用
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【グローバルリーダーへの道】
安藤 忠雄<対談>大前 研一「繁栄するアジア、置き去りの日本」

○大前:
現在の経済規模を維持するためには、
私の試算では年間39万人の移民を入れなければなりません。

このまま行けば2055年には、日本でいちばん人口の多い年齢は
80歳になってしまいます。

高齢者ばかりで、
働く人も、介護する人も、自衛官も、警察官も、消防隊員も
いない国になるのです。

たしかに移民を入れていけば、
フランスやスペインのような社会問題が起こる
可能性もあるでしょう。

しかしそれを乗り越えて、国家は強くなる。

秩序立った移民をどのようなかたちで増やしていくか。

将来の人口動態を見据えたうえで、
本来ならば治安やイデオロギーの問題も含めて
政治家や官僚が議論すべきテーマですが、

いまは「犯罪を輸入するようなものだ」という
言葉だけで切り捨てられ、残念ながら議論は止まってしまいます。


○安藤:
その一方で、日本企業や人が海外、
とくにエネルギーに溢れるアジアへ
どんどん出ていく気持ちを強めていくことも大事でしょう。


○大前:
インドネシアはジャカルタのスナヤン・スクエア・プロジェクトは、
鹿島建設が手掛けたものです。

この成功例は一つの突破口になる。

1980年代にも日本のゼネコンは数々の海外プロジェクトを
手掛けましたが、このときは全敗でした。

しかし、結果的にはロスが出ましたが、
そのようなリスクを取っていかなければもう、
日本にアジアでの勝機はない。


<中略>


○大前:
最後に触れておかねばならないのが、
それでは世界で戦える人材をどうつくるか、
という教育ですが、ここでも参考になるのは韓国です。

韓国はじつは非常にしたたかな国で、
「日本に追いつき、追い越せ」といいながら、
一部ではまったく日本と違うことをやっていて、
その一つが教育なのです。

1998年のアジア通貨危機によって
IMF介入という屈辱を味わったとき、

韓国はいかにグローバル化に適合した人材を育てるかを考え、
教育の大方針転換を行ないました。

たとえば、
一流大学ではTOEIC(国際コミュニケーション英語能力テスト)で
960点中800点以上の学生しか受け付けない。

企業にしても、
サムスンでは実質900点以上の人材しか
採用しません。


○安藤:
一方で日本では、これだけ国際化が叫ばれているにもかかわらず、
教える人々は日本人ばかりですね。

しかも東京大学の場合、95パーセントほどが母校出身者。

外国から先生を呼ぼうとしても、
安い給料しか払わないから来てくれない。

学生も皆大学の学部段階では日本人で、
外に向けてまったく開かれていないし、
国際的な感覚も養えません。

もし日本に行けばお金が儲かる、
面白い文化がある、開かれた日本文化を体感できる、
ということであれば、
アジアの若者は皆こぞって日本をめざすでしょう。

しかしいまのような状態では、
彼らが日本に留学しよう、と思う動機がなかなか生じない。


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「VOICE」 安藤 忠雄 <対談> 大前 研一
2010年4月号(3月10日発売) PHP研究所 より一部抜粋
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世界のビジネスの現場を知り尽くしている大前研一さんも憂いているとおり、これからの日本の課題、そしてあなたの課題はグローバルに通用する人材になるということです。


じつはDCECの生徒さんたちを見ていて少し残念なことがあります。

それは最初に入ってこられたときは、あまり英語でコミュニケーションが出来なかったのが、ある程度するとコミュニケーションは出来るようになる。

そして、仕事が忙しい事もありだんだん学習がおろそかになり、それ以上伸びないという人が結構いらっしゃいます。

企業レッスンでも、会社もある程度コミュニケーションが出来るようになったら満足してしまい、本当にグローバルで通用するようになる努力を奨励してはいません。

これでは日本全体がグローバルで通用するようにはなりません。

しかし、中には自分で強い意思を持ちしっかりと努力をされる方もいらっしゃり、そのような方は、しっかりとグローバル社会で成果を上げられています。

先ほどご紹介した国際機関に出向された方も、戸惑いながらも努力され、今ではその国際機関で重要な仕事を任されるようになっているようです。

また、5年ほど前にDCECで学び、アメリカの子会社の社長に赴任された方がいらっしゃいますが、その方はこれからの日本人のお手本になるような方だと言えます。


その方は、DCECに入ってこられたときは、大学以来英語なんかやっていないという状態で初心者だったと言えます。しかし、DCECで学び始めた日から今日まで一日も欠かさずDCECメソッドの英語の学習をしているそうです。

実はその方、アメリカで赴任したときの会社は、かなり厳しい業績だったようです。しかしながら赴任してから、アメリカ人の何人かの副社長から始まってみんなと個人面談を行い、現場を歩き、取引先に自ら行って問題点を把握するなど、英会話を始めて1年未満の頃から積極的に活動されました。そのような中で会社の問題点を把握し、好き勝手にやってきていて業績の上がっていない副社長には問題点の指摘をし、指示したにもかかわらず自分のやり方を変えようとしない場合は首を切ったりと、外国人との仕事が初めてとは思えないほど大胆に仕事をしたようです。

結果として、最後の一年は最高益を更新してこの3月に日本に帰任されました。

彼は間違いなくグローバルに通用する人材といえるでしょう。

ですから、自分で「グローバルに通用する人材になるんだ」と強い意思を持ち、デラ・クルーズの学習法を信じてしっかり継続すれば間違いなくグローバルで活躍できる英語力はつけられます。

また、グローバルのビジネス現場で通用するガヴァネスたちと共に学習することで、グローバルの現場でのコミュニケーションの仕方やビジネススキルを身につけることが出来ます。

これからも、一人でも多くの方がグローバル人材になるお手伝いをしていきたいと思っております。






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