2/06/2010

New Governess Pilar

DCECにまた新しいガヴァネス仲間が入りました。
実は彼女、数年前にDCECのガヴァネスだったのですが、その後大学院に進学し、母国の大学で政治学を教えていたのですが、ご主人が東大の博士課程に留学するので一緒に来日し、DCECに復帰しました。

これからみなさんにレッスンでお会いします。



こんにちは、Pilarです。

一言で日本を愛していますというのは簡単過ぎます。今まで私が深く見てきた国の中で日本は最も裕福な国です。しかし私がハローキティーの世界に魅了されるようになったのは一夜のできごとではありませんでした。都会の東京やのんびりした関西にどっぷり1年間浸った結果のできごとです。

東京では、ハーバード・ケネディ行政大学院に対応する政策研究大学院大学で文部科学省の奨学生として修士の勉強をしました。そのときに文化的多様性の意味について知識を深めることができました。東京は様々な人が集まるるつぼであり、日本人以外の人々が生活しやすい空間を作るためにローカルレベルで動いていることに私はうれしく思いました。修士を取得した後、私は夫と兵庫県に移動しました。

目まぐるしい都会の忙しさを抜け出し、落ち着いた環境の中で新しい生活を始めたのです。そこから私は上り坂でたくさんの経験をしました。兵庫に住んで、日本の国内の旅行に行くチャンスができ、想像以上にすばらしい体験ができました。絵画のような町、京都、奈良、大阪や神戸が近かったこともあり、私と夫はそれまで以上に日本を愛するようになりました。

しかし関西の美だけが私の心に残ったのではありません。関西での生活は体にも心にもおいしく、最高でした。

大阪のお好み焼きとラーメンの味は忘れられません。

このように多様な文化に触れたことにより、私は様々な生き方をしてきた人々と調和し、協調していく術を学びました。そしてまたDCECのラーナーさん方も様々なバックグラウンドをお持ちのことでしょう。

DCECのガヴァネスを務めさせていただくことは、その様々な方のご希望に添えることだと感じております。今までの経験をDCECで活かし、未来へ広げて行きたいと思います。