3/13/2010

今年GDP総額で中国に抜かれ、一人当たりGDPで近い将来韓国に抜かれる?!

先週、キム・ヨナを絡めて韓国について書いたら読者の一人、佐々木さんから韓国についてのコメントをいただいたので、ここでご紹介いたします。



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◆韓国に脱帽◆

姜尚中(東大教授)が、著書(悩む力)にソウル大の学生たちは「あそんでいる時間が無い。トーフルの点900以上でないと就職できない。スキルと情報、専門知識をつけるため必死だ」と書いていますが、日本はユトリ教育など、あのころ(あの前から)、平成元禄で、花見気分で、浮かれてしまったのでしょう。

夏休みとゴールデン・ウイークには、ぞくぞく海外旅行が盛んで、芸能人の、ハワイの休みに報道が密着報道。旨い物ツアー、温泉と蟹食べ放題ばかりがテレビの定番。 世界不況と、トヨタ問題で、ウサギの眼がさめたら、亀さんにぬかれていた話と同じです。 

韓国では、李大統領みずからがアラブ首長国に乗り込み原子力発電所建設を契約、昨年末、韓国の民間企業が、モンゴルに初めてスキー場を1億円かけて、開業したニュースをテレビでみました。
モンゴルの冬は零下20度で、娯楽が無い。スキー・靴は貸して、リフトののり方から、滑り方、全部韓国式にスタッフが、一から教え、お風呂上りにから揚げ、プルコギ、ラーメンすべて韓国式。
なにしろ、娯楽がないので、これから発展する話でした。
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そうなんですね。日本のテレビを見ていて紹介される韓国は、韓国旅行のときの焼肉やキムチなどの食べ物、エステ、買い物などと韓流ドラマなどで、日本人一般が持っているイメージとしては、まだまだ日本のが進んでいるというものでしょうが、現実は世界での存在感が、日本はだんだん落ちつつあり、韓国は上昇しています。


日本をこれまで引っ張ってきた産業は自動車とエレクトロニクスでしたが、先日触れたように日本の電機メーカーのお家芸だった薄型テレビは、2009年の売上高シェアで

1位サムソン電子(韓国) 22.6%
2位LG電子(韓国)    13.2%
3位ソニー        11.5%
(アメリカ調査会社ディスプレイサーチ調べ)

と上位2社が韓国メーカーになっています。



また液晶パネルといえばシャープと言うイメージを持っていますが、世界ではとんでもない、ここでも韓国、台湾企業が圧倒しています。

1位LGディスプレイ(韓国) 25.2%
2位サムソン電子 (韓国) 24.6%
3位AUO      (台湾) 17.9%
4位CMO      (台湾) 14.6%
5位ハンスター  (台湾)  3.5%
6位シャープ         2.8%
(アメリカ調査会社ディスプレイサーチ調べ)


更に言えばこれも日本の独壇場だった半導体。

2008年の売上ランキングは


1位 Intel(米)        13.3%
2位 Samsung Electronics(韓国) 6.8%
3位 東芝          4.2%
4位 Texas Instruments(米)  4.2%
5位 STMicroelectronics(欧)   4.0%

出典:米Gartner(2009年4月)

ここでも韓国の後塵を拝してるのがわかります。


でも大丈夫。日本には最強の自動車産業がある、トヨタが今アメリカでバッシングされているけどホンダも日産もマツダ、スズキもあるし・・・、昨日までそう思っていました。


ところが・・・・。
あなたは知っていましたか?
じつはヒュンダイが世界でホンダより売れているって。


2009年の世界新車販売ランキング

順位(前年):メーカー、販売台数(前年比増減率)
1(1):トヨタ 781万台(▲13%)
2(2):GM 650万台(▲22%)※
3(3):VW 629万台(1%)
4(4):フォード 482万台(▲11%)
5(5):ヒュンダイ 475万台(15%)
6(6):ホンダ 339万台(▲10%)
7(7):日産 336万台(▲9%)
8(8):PSA 319万台(▲2%)
9(9):ルノー 231万台(▲3%)
10(10):スズキ 231万台(▲2%)

Chikirinの日記 市場の魅力 <質&量>より


これを見るとなんとヒュンダイは日産やホンドの1.4倍以上売れていて、この不景気の中でも1社だけ大幅に売上を伸ばしているではないですか。


でもこんなにヒュンダイの車が売れているなんて全く知らなかった。
だって日本では全然走っていないじゃないか。


そうなんです。日本で生活していると、なぜか世界のトレンドが見えないのですね。テレビも、日本のテレビが相変わらず強いと思っていたのに、先日ホリエモンがカナダから、こちらのテレビは、韓国、台湾ばかりが激安で売られていて、日本のメーカーはもう終わっている、といっていました。


携帯電話のときもそうでしたよね。日本のメーカーはいろいろなところが、毎月のように次々と新機種を出してきて、海外の機種なんてほとんど無いので、日本の携帯はすごく強いと思っていたらとんでもない、世界でのシェアはほとんど無かったわけです。


今の日本は世界の中でどんどん衰退しています。それに対して韓国、中国は存在感を増しています。

早く私たち日本人の一人一人がこのような現状に気がついて、どうしたら衰退から抜け出して反転できるのか、それを考え実行することが必要になっています。


何がいけないのか?


今回、核の問題でアメリカと密約があったことが明らかになりました。また、空港を作る時の需要予測は、自民党に都合のいいように水増しされていたことも判明しました。その水増しされた需要予測に基づき空港を乱造した結果、無駄な路線をたくさん抱えた日航は破綻し、世界のハブ空港の座は、韓国やシンガポールに持っていかれました。
民主党が中止決定した八ツ場ダムは、予算をはるかに上回る金額が投入されたにもかかわらず、完成には程遠い事、そして、それを受注した業者からは多数の自民党政治家達に多額の献金がなされていた事、そして工事関係会社に国交省などからの役人の天下りが山ほどいることなどもわかりました。(マスコミはどれもあまり報道しませんが・・。)


ここから判るのは、今まで私たち日本人は自由な国に住んでいると思っていましたが、実は、自民党と官僚、そして大手マスコミによる情報コントロール社会に生きてきたということです。

自民党の都合のいい情報しか与えられず、またマスコミもそれに対し、真実を追究して国民に伝えると言う使命を放棄し、情報コントロールの片棒を担いできたのです。


その一つに小泉元首相に対する誤解の形成があります。


あなたは小泉さんはよい首相だったと思っていますか?

未だに太田総理の番組では日本を良くしたNo.1に選ばれています。

在任中は非常に人気の高い首相でした。

しかし、彼がやった事は、一億総中流といわれた日本社会を破壊し、格差社会を作り、ネットカフェ難民をつくり、日本人の国民所得を毎年減少させたことでした。

ここで、ひとつ判りやすい指標をお見せしましょう。
1991年以降の首相在任期間ごとの一人当たりGDPの世界ランキングです。



1991年----------------+--------------+-------------● 5位 宮澤 
1992年----------------+--------------+--------------+-● 4位 宮澤 
1993年----------------+--------------+--------------+----● 3位 細川 
1994年----------------+--------------+--------------+----● 3位 村山 
1995年----------------+--------------+--------------+----● 3位 村山 
1996年----------------+--------------+--------------+----● 3位 橋本 
1997年----------------+--------------+--------------+--● 4位 橋本
1998年----------------+--------------+-----------● 6位 橋本
1999年----------------+--------------+--------------+--● 4位 小渕
2000年----------------+--------------+--------------+----● 3位 森
2001年----------------+--------------+-------------● 5位 小泉
2002年----------------+--------------+-------● 7位 小泉
2003年----------------+-------------● 10位  小泉
2004年----------------+-----------● 11位  小泉
2005年----------------+● 14位  小泉
2006年---------● 18位 小泉
2007年--------● 19位 安倍
2008年------● 23位 麻生


これを見ると90年から92年にかけて起こったバブル崩壊のあとでも、一時自民党政権が途切れた93年の細川政権時代に世界3位と最高になっています。その後橋本政権の財政引き締めで6位まで落ち込み、小渕政権の財政出動で持ち直したのが見て取れます。
そしてその上向いた時に引き継いだ森政権が下り坂にして小泉さんに引継ぎ、その後、小泉さんは一貫して大幅に下落させたのがわかります。


経済をこんなに崩壊させ、小泉時代中国との関係は最悪にし、今では世界中で間違いだったと言われているイラク戦争に積極的に賛成し、自衛隊をイラクに派遣し、と日本の良い所を全てこわしたのが小泉さんだったのは明白ですが、それでも小泉さんが日本を一番良くした人として放送しているのが日本のマスコミなのです。


でも、今はインターネットで検索すればマスコミが流さない情報でも自分で掴む事が出来ます。

さらに英語で探せば、世界の情報がわかります。

はやく私たち国民が自分達で情報を掴み、自民党と既得権益の一端をになっている大手マスコミの洗脳を抜け出し、世界に通用するにはどうしたらいいのか考えないと、手遅れになってしまうのではないでしょうか?


そのためにも、このメルマガを読んでいるあなたは、英語力をつけることに積極的に取り組んでください。


今回ここに書いた内容に参考になるブログを見つけました。
よろしければご覧になってみてください。

なぜ日本人は騙されていたか