9/23/2012


■IUJ(International University Japan/国際大学)での生活


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■IUJ(International University Japan/国際大学)での生活


 先週のDCECのメルマガで、国際大学に行ったラーナーのShinoちゃんのことをご紹介したら、メルマガを見たShinoちゃん自身から早速IUJでの生活についてメールを頂いたので、ご本人のご承諾を得てここでご紹介いたします。





佐々木さん, ガヴァネスのみなさん

ご無沙汰しております。
先程のメールマガジンを見て驚いてしまいました。

IUJ LIFEも少し落ち着いたので、近況を報告させていただこうかと思います。

 ここIUJではまず、二ヶ月のIntensive English Programを受講しました。
このコースは、どうやら今年から日本人と各国の人の割合が1:1らしく、比較的、日本人が多い印象を受けました。
日本人の方は基本どっかの企業の学習プログラムの一環で来る人が多く、summer onlyの人が多いです。また、これから勉学を共にする学生(といっても年上の方で、基本評価を受けている人なので)ともここでコミュニケーションを取ることができます。

 一方で、国外からの受講者は全員がIMF scholarshipからの派遣ですので、ほとんどの人が各国の中央銀行からの出向となっています。また、このプログラム後、彼らは東大か一橋か、GRIPS、そしてIUJに入学します。accommodationの話から、携帯電話料金の支払い方法をコンビニ支払いから銀行口座からの引き落としへの変更など日本語を使えば簡単な手続きも彼らに取ってはhard workなのでお手伝いしています。(僕も似た経験があるので気持ちがわかります。)さらに各国の料理をつまみ食いできるので僕個人としてはエキサイティングな毎日を送っています。
いまのところ食べられなかった各国の料理はありません。
ブータン人のカレー、バングラデッシュのカレー、ミャンマーの伝統料理から、カンボジアのデザート。こんな贅沢な経験は多分同じ日本にいてもそうはできないと思います。

 このプログラムで出会った事や感じた事を少し述べさせていただくと、日本人の方からは自分が大学院にストレートで入学したこともあり、常にOJTをしていただいています。自分は60人くらいいるイベントをリーダーとして運営したのですが、至らない点が多く、社会人の人たちとそのイベントを行う上で、managementの障りを学ばせていただきました。また、ここに入学される方は、基本評価を受けて来ている方なので、職業経験の話になった時に本当に多くの事を吸収させていただいてます。

例えば、マレーシアでドラッグストアを展開する際の話などは、その人が決定権を持っているので、その人の選択で2億の利益が動くとの事でした。

 また各国の人から学んだことは、飲みニケーションは万国共通ということ。そのコミュニケーションの中でのトピックは、国際結婚の感覚から、バングラデッシュとインドの国境問題、そしてマイクロファイナンスの話と様々なトピックをざっくばらんに話しました。また、みんな英語でのbarrierは一切ありません。
発音が間違っていようが、堂々と話します。例えば、カンボジア人はkyoの発音ができない人が多いらしく、「とうきょう」を「とくじょう」と発音する人もいました。もちろん、基本的には英語でのコミュケーションはsmoothに行われています。

 僕の場合は正確で綺麗な英語は未だ話せませんが、話す際の勢いと気兼ねなく話すスタンスをDelaでの授業とアメリカの交換留学での慣れから身につけたので、交流する事を心がけました。
といっても、自分の英語のできなさにストレスを感じるとともに、それをモチベーションとして今生活してます。(やはり大学院での英語と言うのは少し質が違うので、補修などを受講しながらさらなるレベルアップを図ります。)また、毎週2回はサッカーをしてます。(笑)

 そこで今回のメルマガの中で話に出てきたウズベキスタン人についてですが、彼らとは毎回サッカーをしてます。また、(通称)ウズベク人のバースデーがあったのですが、話に出て来たピラフをまるで日本人のおにぎりのように作って毎回食べるとのことでした。(これがまた上手くてスプーンが止まらないんです。)本当に仲良くしてくれているNon Japaneseの1人がウズベク人なのですが、彼は中央銀行の投資部門で働いているので、同じクラスにいた証券会社からの出向の日本人の人と投資の話をした時は止まりませんでした。それに彼はこれから東大に入学するとともに、西川口に住むとの事だったので、機会があれば一緒にDelaに訪れたいと思います。

 グローバル化は何をもってして言うのかは明確な事は言えませんが、少なくとも英語を使える事によって海外での学業経験や職業経験への意識上のバリアを感じる事はIMFの留学生を見ている限り、一切感じません。これは、日本企業が求めるグローバル人材の1つの理想像ではないのでしょうか。そして、その一端にいることを自分自身としても感じています。しかし、グローバル化したからといって相手を思いやる作法や言葉と言うのを忘れては行けないと心から思います。今、立教大学と明治大学から英語研修という事で学部生が9日間来ているのですが、僕より流暢な英語で、ここの学生とコミュニケーションをとっています。
全く持って悔しい限りです(笑)。しかし、コミュケーションと言った時に、少し相手への思いやりを欠いた行為が目立つ感じがします。このように世界に目を向けた人が増えているのは喜ばしい限りですが、日本人なら日本人として忘れてはいけない礼儀というものへの感覚を兼ね揃えた人材にならないといけないと思う事もできました。

 このような経験を2ヶ月のうちにできた事はこれから経験するIUJでの学生生活を豊かにするとともに、高揚感を高めてくれました。今週から数学の補習が始まり、来月の頭からレギュラーコースがいよいよ始まります。この2年間の間で何ができるかは自分次第ですが、少なくとも経験が人を成長させる事を知ったので多くの事にチャレンジしてみたいと思います。

またなにかありましたら、ご報告させていただきますね。

新潟の夜はすっかり肌寒くなって来たのですが、体調に気をつけてお過ごしください。

では失礼致します。

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Hidetaka Shinozaki




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